CyBOK
CyBOK(The Cyber Security Body of Knowledge)は、英国のNational Cyber Security Programmeの支援のもと、英国を中心とする研究者と世界各国のサイバーセキュリティ専門家によって体系化された、国際的な知識体系です。
サイバーセキュリティに関する基礎的かつ一般に認められた知識を体系的に整理し、教育、専門人材育成、実務における共通の知識基盤を提供しています。
Cyber Hiroshimaでは、CyBOK v1.1の21 Knowledge Areas(知識領域)を日本語で理解し、知識から実践へ進むための学習の入口として整理しています。

WHAT IS CYBOK?
サイバーセキュリティには、ネットワーク、暗号、ソフトウェア、マルウェア、リスク管理、法律、プライバシー、ハードウェアなど、多くの専門分野があります。
CyBOKは、それらを独立した技術の集まりとしてではなく、相互に関係する知識体系として整理しています。
現在のCyBOK v1.1は、21のKnowledge Areasを5つの大きな分野に分類しています。それぞれのKnowledge Areaは、各分野で確立された知識を整理したpeer-reviewed documentとして提供されています。
21
Knowledge Area
サイバーセキュリティを構成する21の主要知識領域
5
分野
人・組織から技術・インフラまでを体系化
115+
専門家
世界各国の専門家が開発に参加
Open
誰でも利用可能
教育・研修・専門能力開発に利用できるオープンな知識基盤
CyBOKは無料で公開されており、教育・専門訓練での利用を想定しています。
FIVE CATEGORIES
まず5つの領域からCyBOKの全体像を俯瞰します。
21 KNOWLEDGE AREAS
関心のあるKnowledge Area(KA)を選ぶと、その概要、学習段階、Cyber Hiroshimaによる学習上のガイドを確認できます。
HOW TO LEARN
CyBOKには21のKnowledge Areasがありますが、KA01からKA21までを番号順に学ぶ必要はありません。
これからサイバーセキュリティを学び始める人、実務で特定の技術を扱う人、組織のリスクやガバナンスを担当する人では、必要となる知識領域が異なります。
Cyber Hiroshimaでは、21 KAを「入口」「中核」「発展」という学習上の目安で整理しています。まず関心のある分野や現在の課題から入り、必要に応じて関連するKAへ広げていくことを勧めています。
CyBOKで知識を理解した後は、SudoRangeのハンズオンLabなどを通じて実際に手を動かし、知識と実践を往復することで理解を深めることができます。
Web・モバイル、ネットワーク、認証、ソフトウェアセキュリティなど、結果を確認しやすい分野から学び始めます。
一つのテーマだけで完結させず、攻撃、防御、システム、組織など隣接するKnowledge Areaとの関係を確認します。
CyBOKで理解した考え方を、演習やCyber Rangeで実際の操作・判断へつなげます。
SUPPLEMENTARY GUIDES
CyBOKの基礎となる21 のKnowledge Areasに加えて、新しく発展している分野や複数のKAを横断するテーマについてはSupplementary Guidesが公開されています。
Topic Guidesは、複数のKnowledge Areasにまたがるテーマを横断的に整理したガイドです。Knowledge Guidesは、新しく発展している分野を中心に、現在の知識、主要な課題、新しい技術や研究上の論点を整理しています。
基礎となる21 KAを軸にしながら、こうしたGuideを組み合わせることで、変化するサイバーセキュリティ分野を継続して学ぶことができます。
サイバーセキュリティにAIや機械学習を活用する際の考え方、代表的な適用領域、課題、評価、ライフサイクルなどを扱います。
クラウド環境におけるセキュリティの原則、アーキテクチャ、技術、サービス、各種セキュリティコントロールを体系的に扱います。
サイバーセキュリティにAIや機械学習を活用する際の考え方、代表的な適用領域、課題、評価、ライフサイクルなどを扱います。
AI・機械学習システムそのものに対する攻撃と防御、モデルやデータに関するセキュリティとプライバシーの課題を扱います。
サイバーセキュリティを経済学の視点から捉え、インセンティブ、セキュリティ投資、組織の意思決定、公共政策などとの関係を扱います。
SOURCE & LICENCE
本ページは、The Cyber Security Body of Knowledge(CyBOK)Version 1.1.0およびCyBOK公式Supplementary Guidesを参照しています。
5 Categoriesおよび21 Knowledge Areasの正式な英語名称はCyBOK原資料に基づき、日本語名称、要約およびCyber Hiroshimaによる学習上のガイドは、日本語での学習を目的としてCyber Hiroshimaが整理しています。
CyBOK v1.1
The Cyber Security Body of Knowledge (CyBOK), Version 1.1.0, July 2021.
本ページの5 Categoriesおよび21 Knowledge AreasはCyBOK v1.1を基にしています。
Supplementary Guides
本ページで紹介しているTopic GuidesおよびKnowledge Guidesは、CyBOK公式のSupplementary Guidesを参照しています。
CyBOK Version 1.1.0 © Crown Copyright, The National Cyber Security Centre 2021, licensed under the Open Government Licence v3.0.
本ページで参照しているSupplementary GuidesもOpen Government Licence v3.0のもとで提供されています。各資料のAttributionは以下のとおりです。
AI for Security / Security and Privacy of AI
CyBOK © Crown Copyright, The National Cyber Security Centre 2023, licensed under the Open Government Licence v3.0.
Security Economics
CyBOK © Crown Copyright, The National Cyber Security Centre 2024, licensed under the Open Government Licence v3.0.
Cloud Security
CyBOK © Crown Copyright, The National Cyber Security Centre 2025, licensed under the Open Government Licence v3.0.
Security-Informed Safety
CyBOK © Crown Copyright, The National Cyber Security Centre 2026, licensed under the Open Government Licence v3.0.
Open Government Licence v3.0の詳細は、The National Archivesの公式ライセンスをご確認ください。
NEXT STEP
CyBOKで「なぜそうなるのか」を理解したら、次は実際の環境で確かめてみます。
Cyber Hiroshimaでは、CyBOKのKnowledge AreasとSudoRangeのハンズオン演習をつなぎ、知識と実践を往復しながら学ぶ方法を紹介しています。