2026年10月23〜24日、複数の企業が不正アクセスと情報漏えいに関する続報を公表しました。個別の原因は同じではありませんが、教育では「攻撃を防ぐ知識」だけでなく、影響を特定し、止め、伝え、再開する判断まで扱う必要があります。
カプコンは10月23日、CAPCOM IDのパスワードが不正変更された196件のうち、19件で連携する通販サイトのマイページへ第三者がアクセスし、氏名、住所、購入履歴などが漏えいしたと発表しました。ローソンは10月24日の追記で、漏えい対象項目の訂正を行いました。続報で情報が変わること自体が、調査と公表の実務を学ぶ題材になります。
エムスリーは10月23日の第二報で、製薬企業向けサービスへの不正アクセスにより、m3.com会員等25,775名と製薬企業担当者2,260名について、一部情報の漏えいを確認したと説明しました。GMOインターネットグループは10月24日、デスクトップクラウドへの不正アクセスを受け、現行基盤をそのまま再開せず、別基盤への移行、補償、監視・遮断を進める方針を公表しました。
ゼウス・エンタープライズは10月23日、自社へのeラーニングと標的型メール訓練の依頼が前年比約3.5倍になったと発表しました。これは同社の顧客・相談に基づく数値であり、日本市場全体の成長率ではありません。それでも、IT以外の業種へ相談が広がったという競合側の観測は、入門教育の需要を考える参考になります。
これらは公開情報から作る模擬課題です。実際の漏えいデータを教材として収集する必要はありません。AI学習支援を使う場合も、発表時点と出典を表示し、後日の訂正を反映できることが重要です。
サイバー攻撃の事例を学びへ — AI学習アシスタントとCyBOKの役割